日本三大砂丘の3つ目はどこ?猿ヶ森が入らない理由と徹底比較
雄大な自然の造形美として旅人を惹きつけてやまない「砂丘」。その代表格として誰もが真っ先に思い浮かべるのが「日本三大砂丘」という言葉です。しかし、この三大砂丘について詳しく調べると、圧倒的な知名度を誇る鳥取砂丘以外の顔ぶれを巡って、長年熱い議論が交わされている事実に突き当たります。 (あわせて読みたい:ニトリ豊中三国店を賢く攻略!営業時間・駐車場から噂の真相まで徹底解剖)
「鳥取砂丘と中田島砂丘は確定として、残る3つ目はどこなのか」「日本で一番広い砂丘がなぜ候補に入らないのか」――旅好きや地理ファンの間で囁かれる数々の疑問を紐解くと、知られざる歴史や地理的な事情が浮かび上がってきます。現地取材と各種データをもとに、三大砂丘の真相を徹底解剖します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:日本三大砂丘の「3つ目」は公的な定義がなく、鹿児島県の「吹上浜」や山形県の「庄内砂丘」などが並び立つ状態が続いている。
- 要点2:日本一の面積を誇る青森県の「猿ヶ森砂丘」は、敷地の大半が防衛省の試験場であり一般人が立ち入れないため三大砂丘から除外されている。
- 要点3:不動のツートップである鳥取砂丘・中田島砂丘に加え、独自の景観と歴史を持つ各候補地はそれぞれ異なる観光の魅力を放っている。
【論争の真相】日本三大砂丘の「3つ目」が決まっていない理由とは

日本各地に存在する「日本三大〇〇」の多くは、国や公的機関が法律で厳密に定めたものではなく、歴史的な経緯や観光PRの過程で自然発生的に定着したものが大半を占めます。日本三大砂丘も例外ではありません。
観光パンフレットや各種メディアにおいて、兵庫県境から鳥取市街北部にかけて広がる鳥取砂丘(鳥取県)と、遠州灘の風紋で名高い中田島砂丘(静岡県)の2箇所はほぼ当確として扱われます。ところが「最後の1枠」に関しては、地域や媒体によって紹介される砂丘が真っ二つに分かれています。
最も有力な候補として挙げられるのが、鹿児島県西部に位置する吹上浜(ふきあげはま)です。一方で、東北地方の日本海側に長大に連なる庄内砂丘(山形県)も「日本三大砂丘のひとつ」として古くから名乗りを上げています。どちらかが公式に認定されているわけではないため、現在も「3つ目は諸説あり」という表現が使われ続けています。
【面積日本一の謎】なぜ「猿ヶ森砂丘」は日本三大砂丘に入らないのか?

砂丘の規模を語る上で、多くの人が抱く最大の疑問があります。「日本で一番面積が広い砂丘なら、文句なしで三大砂丘の筆頭になるはずではないか」という点です。
国土地理院のデータ等で確認すると、日本で最も広大な面積を持つ砂丘は鳥取砂丘ではなく、青森県下北半島に広がる猿ヶ森砂丘(さるがもりさきゅう)です。その総面積は約1,500ヘクタールに達し、観光地として有名な鳥取砂丘の天然記念物指定エリア(約545ヘクタール)の約3倍に相当します。
それにもかかわらず猿ヶ森砂丘が日本三大砂丘に数えられない決定的な理由は、「敷地のほぼ全域が防衛省の管理地であり、一般人の立ち入りが禁止されているため」です。
猿ヶ森砂丘は現在、防衛装備庁の下北試験場として火砲や弾薬の性能試験などに使用されています。観光地として一般人が足を踏み入れることができず、メディアへの露出や観光振興の文脈から外れた結果、観光的な意味合いが強い「日本三大砂丘」の選考対象から自然と除外されたという背景があります。
【基本をおさらい】日本三大砂丘の定義と不動のツートップ「鳥取砂丘・中田島砂丘」

そもそも日本三大砂丘はどこに位置し、どのような特徴を持っているのでしょうか。まずは確定枠とされる2大砂丘のプロフィールを整理します。
1. 鳥取砂丘(鳥取県鳥取市)
名実ともに日本を代表する砂丘であり、山陰海岸国立公園の中心的な観光スポットです。日本海から吹き付ける風によって描かれる「風紋(ふうもん)」や、すり鉢状に大きく窪んだ「すりばち」など、ダイナミックな地形変化が楽しめます。国の天然記念物にも指定されており、観光インフラやアクティビティの充実度は国内屈指です。
2. 中田島砂丘(静岡県浜松市)
静岡県南部の遠州灘沿いに広がる海岸砂丘で、古くから「遠州大砂丘」の一部として親しまれてきました。冬場に吹き荒れる「遠州のからっ風」が作り出す繊細な風紋の美しさは圧巻で、映画やミュージックビデオのロケ地としても重宝されています。ウミガメの産卵地としても知られ、環境保全活動が熱心に行われています。
【候補地を徹底比較】吹上浜 vs 庄内砂丘!名乗りを上げるそれぞれの強み
3枠目を巡って双璧をなす「吹上浜砂丘」と「庄内砂丘」には、それぞれ決定打となり得る強力な個性とスケールが存在します。
吹上浜(鹿児島県):圧倒的な海岸線の長さと一大イベント
薩摩半島の西岸に位置する吹上浜は、いちき串木野市から南さつま市にかけて約47キロメートルもの長さを誇る日本屈指の砂浜海岸です。遠浅の美しい白砂青松が続き、「日本の渚百選」や「日本の白砂青松100選」にも選出されています。毎年開催される「吹上浜砂の祭典」では世界中から砂像彫刻家が集まり、砂丘文化の発信拠点として高い知名度を誇ります。 (あわせて読みたい:【2026最新】鳥取お土産ランキング!定番銘菓から限定の逸品まで比較)
庄内砂丘(山形県):国内最長の砂丘連峰と豊かな農業
山形県の日本海沿岸、酒田市や鶴岡市などにまたがる庄内砂丘は、砂丘部分の長さが約35キロメートルにおよびます。最大の特徴は、砂丘地を利用した農業の発展です。特有の水はけの良さと昼夜の寒暖差を生かしたメロンやスイカ、地酒の原料となる酒米の栽培が盛んで、生活と産業に深く根ざした砂丘景観を形成しています。
【砂丘の日本ランキング】面積・長さ・観光力で見る国内主要砂丘の全貌
日本各地の主要な砂丘を多角的な視点から比較すると、それぞれの立ち位置がより明確に見えてきます。
| 砂丘名 | 所在地 | 特徴・主な指標 | 三大砂丘としての扱い |
|---|---|---|---|
| 猿ヶ森砂丘 | 青森県東通村 | 面積約1,500ha(日本一の広さ) | 非観光地(防衛施設のため除外) |
| 鳥取砂丘 | 鳥取県鳥取市 | 観光客数トップ・天然記念物 | 確定枠(筆頭) |
| 中田島砂丘 | 静岡県浜松市 | 遠州灘の風紋・ウミガメ産卵地 | 確定枠 |
| 吹上浜 | 鹿児島県西岸 | 長さ約47km(日本有数の海岸砂丘) | 有力候補(九州代表) |
| 庄内砂丘 | 山形県沿岸部 | 長さ約35km・日本有数の砂丘農業 | 有力候補(東北代表) |
面積では「猿ヶ森砂丘」が単独首位でありながら、アクセスのしやすさや観光資源としての総合力では「鳥取砂丘」がトップを走り続けています。一方で、長さの面では南の「吹上浜」と北の「庄内砂丘」が際立っており、何を基準にするかによってランキングの序列が変わる点も興味深いポイントです。
【2026年版】日本三大砂丘の観光まとめ|見どころとアクセス情報
三大砂丘を巡る旅を計画する際、知っておきたい現地のおすすめポイントとアクセス手段をまとめました。
鳥取砂丘を満喫するポイント
名物のラクダ乗り体験やパラグライダー、ファットバイクなど、広大な砂地を活用したアクティビティが豊富です。また、世界初の砂像専門屋内展示施設「砂の美術館」は定期的にテーマが入れ替わり、世界最高峰の砂像アートを間近で鑑賞できます。
アクセス:JR鳥取駅から路線バスで約20分、鳥取空港(鳥取砂丘コナン空港)から車で約20分。
中田島砂丘を満喫するポイント
日の出や夕暮れ時のグラデーションは息をのむ美しさです。春から夏にかけてのウミガメ観察会(要予約・ルール遵守)や、隣接する風車公園の散策も人気を集めています。周辺の浜松餃子やうなぎグルメと合わせた観光ルートが定番です。
アクセス:JR浜松駅南口から遠鉄バスで約15分、「中田島砂丘」下車すぐ。
吹上浜を満喫するポイント
水平線に沈む夕日の景観が素晴らしく、ドライブコースとしても絶大な人気を誇ります。南さつま市側の砂丘エリアを中心に、季節ごとのイベントや広大な海岸線のトレッキングが楽しめます。
アクセス:鹿児島市内から車で約50分〜1時間、指宿スカイライン経由など。
【日本三大砂丘】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:鳥取砂丘と猿ヶ森砂丘では、どちらが本当に日本一なのですか?
A1:純粋な面積の広さでは青森県の猿ヶ森砂丘(約1,500ha)が日本一です。ただし、猿ヶ森砂丘は防衛省の試験場となっており一般の立ち入りができないため、観光可能な砂丘としては鳥取砂丘が実質的な日本一として広く認知されています。
Q2:遠州大砂丘と中田島砂丘は何が違うのですか?
A2:遠州大砂丘は静岡県御前崎市から浜松市・湖西市にかけて広がる遠州灘沿岸の砂丘地帯全体の総称です。その遠州大砂丘の中で、浜松市南部に位置する中心的なエリアが中田島砂丘と呼ばれています。
Q3:三大砂丘を訪れる際、ベストな時間帯や季節はいつですか?
A3:美しい風紋を見るなら、まだ足跡がついていない「早朝」や、風が強く吹いた翌朝が狙い目です。また、夏場の砂丘は地表温度が非常に高くなるため、気温が穏やかな春・秋のシーズンや、夕景が美しい日没前の時間帯の訪問が適しています。
まとめ:三大砂丘の奥深い魅力と旅の選び方
日本三大砂丘の「3つ目の謎」を辿ると、単なる観光地の序列にとどまらず、地理的スケールや地域の歴史、産業との結びつきが見えてきます。
王道の観光と絶景アクティビティを味わうなら鳥取砂丘、太平洋の潮風と繊細な風紋を静かに楽しむなら中田島砂丘、そして雄大な水平線と南国の情緒を感じたいなら吹上浜、豊かな大地の実りに触れるなら庄内砂丘――それぞれが唯一無二の個性を放っています。「どこが本当の3つ目か」をご自身の足で訪れて確かめてみるのも、砂丘巡りの醍醐味と言えるでしょう。 (あわせて読みたい:2026年沖縄県知事選の候補者一覧と公約比較!激戦の構図と最新情勢) (出典: 日本 三 大 砂丘(Yahoo!ニュース))